全戦没者追悼式
昨日
6月23日は「慰霊の日」
全戦没者追悼式に参加してきました。
「平和の礎」にもたくさんの方が訪れていました。
そこで、
戦争体験をした、
ある老夫婦と話すことができました。
老夫婦は当時小学生くらいだったそうで、
おじぃは、「学校では勉強できなかった」と話していました。
ずっと壕を掘らされていたそうです。
空襲のあった日、海にはオイルが流れ、火がつき、
火の海になっていたとも話していました。
おばぁは、
沖縄県北部の山原(やんばる)に逃げたので助かったそうです。
山原は南部とは違い、安全だったようです。
しかし山のため、ハブにかまれて亡くなる方や、
ひもじい思いをして亡くなった方がたくさんいたそうです。
産まれたばかりの子は、ひもじい思いをしてすぐに亡くなり、
産まれてすぐに埋められる子もいたそうです。
おばぁのお姉さん二人は看護婦をしていて、
日本軍と一緒に南下したため亡くなったようで、
「平和の礎」に名前が刻まれていました。
老夫婦は、
「悲惨な戦争を二度と起こしてはならないよぉ。
そのためにも慰霊の日は大切なのに、
今日が何のために休みかわかるかねぇ」
と話していました。
沖縄戦が終わり、今年で61周年を迎えました。
戦争では、20万人もの尊い命が失われたと聞きます。
戦争を体験していない私は、
その恐ろしさを理解するのはすごく難しいかもしれません。
しかし、
実体験をした方達の話を聞いたり、体験学習を通して学び、
私よりも若い世代へ伝えていくことが、
私の使命かなぁと感じた一日でした。
ビデオ学習や黒板だけの授業よりも、
こういう体験が一番の勉強だと感じた日でもありました。
感情豊かな小さい子供たちに、
こういう体験をしてもらいたいですね。
最後に老夫婦は、
「子供たちに、『戦争って本当に怖いの?』と聞かれたことがある。
戦争をわからない子供や、
これからの若い世代に恐ろしさを伝えていかないと、
戦争はまた起きるよぉ」と話していました。
改めて戦争について、
皆さん一緒に考えてみませんか?
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