全戦没者追悼式

ka-zu-

2006年06月24日 09:54

昨日6月23日は「慰霊の日」

全戦没者追悼式に参加してきました。







「平和の礎」にもたくさんの方が訪れていました。





そこで、戦争体験をした、
ある老夫婦と話すことができました。

老夫婦は当時小学生くらいだったそうで、
おじぃは、「学校では勉強できなかった」と話していました。
ずっと壕を掘らされていたそうです。

空襲のあった日、海にはオイルが流れ、火がつき、
火の海になっていたとも話していました。


おばぁは、
沖縄県北部の山原(やんばる)に逃げたので助かったそうです。

山原は南部とは違い、安全だったようです。
しかし山のため、ハブにかまれて亡くなる方や、
ひもじい思いをして亡くなった方がたくさんいたそうです。

産まれたばかりの子は、ひもじい思いをしてすぐに亡くなり、
産まれてすぐに埋められる子もいたそうです。

おばぁのお姉さん二人は看護婦をしていて、
日本軍と一緒に南下したため亡くなったようで、
「平和の礎」に名前が刻まれていました。


老夫婦は、
「悲惨な戦争を二度と起こしてはならないよぉ。
そのためにも慰霊の日は大切なのに、
今日が何のために休みかわかるかねぇ」
と話していました。


沖縄戦が終わり、今年で61周年を迎えました。
戦争では、20万人もの尊い命が失われたと聞きます。

戦争を体験していない私は、
その恐ろしさを理解するのはすごく難しいかもしれません。

しかし、
実体験をした方達の話を聞いたり、体験学習を通して学び、
私よりも若い世代へ伝えていくことが、
私の使命かなぁと感じた一日でした。

ビデオ学習や黒板だけの授業よりも、
こういう体験が一番の勉強だと感じた日でもありました。

感情豊かな小さい子供たちに、
こういう体験をしてもらいたいですね。

最後に老夫婦は、
「子供たちに、『戦争って本当に怖いの?』と聞かれたことがある。
戦争をわからない子供や、
これからの若い世代に恐ろしさを伝えていかないと、
戦争はまた起きるよぉ」と話していました。


改めて戦争について、
皆さん一緒に考えてみませんか?


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